2010/07/19

distccのインストールと設定

Gentooをインストールするときにカーネルやらなんやら色々ビルドしますね
ネットブックとか遅い端末で作業するととんでもなく時間がかかります
そんな時distccをインストールした他の端末で作業を肩代わりするとだいぶ短縮されるみたいです
というわけでインストールと設定方法

Gentoo Linux ドキュメント -- Gentoo distcc ドキュメント


まずインストール、これ自体は遅い端末でもそれほど時間はかかりません
全ての端末にインストールする必要がある

# emerge distcc


次に共通の設定

# nano -w /etc/make.conf
MAKEOPTS="-jN" ←N = (CPU + 1) * 2 を設定、Atomなら6
FEATURES="distcc"
CC="i686-pc-linux-gnu-gcc"

# nano -w /etc/profile
PATH="/usr/local/sbin:/usr/local/bin:/usr/sbin:/usr/bin:/sbin:/bin:${ROOTPATH}"
上記の行を探して以下に書き換え
PATH="/usr/lib/distcc/bin:/usr/local/sbin:/usr/local/bin:/usr/sbin:/usr/bin:/sbin:/bin:${ROOTPATH}"

# source /etc/profile


速い端末の設定 (作業を依頼される側)

# nano -w /etc/conf.d/distccd
DISTCCD_OPTS="${DISTCCD_OPTS} --allow 127.0.0.1 --allow 192.168.0.0/24"
↑192.168.0.0/24を自分のネットワークに書き換え
 自分のIPアドレスが192.168.1.10なら192.168.1.0/24と設定することで
 192.168.1.1〜192.168.1.254の端末から作業を受け付けることができる

# rc-update add distccd default
# /etc/init.d/distccd start


遅い端末の設定 (作業を依頼したい側)

# nano -w /etc/conf.d/distccd
DISTCCD_OPTS="${DISTCCD_OPTS} --allow 192.168.0.0/24"
↑他の端末から作業を受け付けたくない場合は127.0.0.1のみにする

速い端末の登録、ここにはネットワークアドレスは使えないらしい
# distcc-config --set-hosts "192.168.1.2 192.168.1.3" ←スペースで区切って列挙できる


以上で設定は終了
後はいつも通りemergeすると他の端末に作業が割り振られるはず
他の端末でtopをしてみるとdistccdが頻繁に動いているのが確認できる

0 件のコメント:

コメントを投稿