Google Developer Day 2010に行ってきましたよ
ということでとりあえず基調講演だけですが
2010/09/28 Google Developer Day 2010
基調講演
・Chrome / HTML5
複雑なウェブアプリを作成しようとすると、以下のような不満が発生することがある。
・各ブラウザ毎に対応にばらつきがある
・ハードウェアを扱うには別途プラグインが必要
・ローカルのファイルにアクセスできない
しかしHTML5はこれらの不満を解消することができる。
・Device Orientation APIを使うとモーションセンサの状態を取得できる。
・マイクアクセスとinpuptタグのspeech属性により、音声入力を実現することができる。
・D&Dすることでローカルのファイルにアクセスすることも可能になる。
・GPU対応も進んでいるので、従来より性能も期待できる。
HTML5を使えばローカルと遜色の無い、リッチなアプリが実現できるが、
パッケージソフトの様に購入時に見比べたり、
優れたアプリに簡単に辿り着き、利用したりすることがし辛い部分がある。
課金をするにも方法等、アプリの開発以外の部分に気を遣わなくてはいけない。
これらの問題を解決するためにChrome Web Sstoreを開設する。
・従来の拡張ギャラリーを拡張する形で開設
・拡張と同じようにインストール/アンインストールをする必要がある。
・インストールすると新しいタブページに、そのアプリのアイコンが表示される。
HTML5のアプリの例としてFiabeeが紹介された。
・オンラインストレージサービス
・画像、動画のプレビューが可能
・一度閲覧した物はWebSQLに保存するのでローカルだけで即再生できる
・インクリメンタルサーチもWebSQLを使用しリクエストを投げないので高速
・もちろんD&Dでアップロードできる
ここまではPCの話ばかりだが、HTML5はAndroid等のスマートフォンも対応している。
・Android
Androidマーケットの改善に力を入れている。
ユーザ向けには
・検索のサジェスト
・アプリのページにタブがあり類似アプリの提案
・アプリのコメント
開発者向けには
・エラーレポート
・無償でLicensing Serverを提供しアプリを守る
Android 2.2
・殆どのアプリがOSから分離されたので、個別にアップデートすることが可能
・Cloud to Device Messagingという技術が搭載
PCからクラウドを通し、デバイスにメッセージをプッシュすることが可能になった。
ブラウザやマップ、YouTube等、メッセージに対応したアプリが起動する。
・ホットスポット機能
Androidを3Gに接続するためのWiFiルータとして利用できるようになった。
今後のリリースで日本に特化した物
・日本向けの新しい音声認識、OMRONが協力
・モトヤのフォントを搭載
・AppEngine
サーバの構成とかトラフィックとか、そんなことは気にせず、
とにかくアプリの開発に集中して欲しいと考えている。
そのための環境を整えるように努力してる。
AppEngineをビジネスで使うにも、同じようにアプリに集中して欲しい。
クライドは安全なのか投資していいのか、囲い込まれないか、
これはオープンであるということで解決する。
オープンであるということは、ポータビリティーが高いということ、
それは、データであっても、アプリであっても同様であり、
オープンスタンダードに沿っている、Spring Rooを使用することで
Amazonや他のクラウド環境へ簡単に移行できる。
・Google日本語入力
ユーザはキーボードを通してウェブアプリ等に辿り着く、
慣れてしまっているので何も感じないかもしれないが、
この仕組みはかなり無理があるのではないか、アジア圏では特に、
Googleなりの解決方法を探りたい。
・早くベータが取れるように努力している
・オープンソース版のMozcも公開している、MacOSX版を今追加で公開
・Google日本語入力Cloud APIも今公開
Cloud APIを使用すればJavaScriptのみ、ブラウザさえあれば日本語入力が可能になる。
現在はバックエンドのみの公開だが、フロントエンドも近日公開予定。
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